長野県北安曇郡・大町市の公立小・中・義務教育学校・特別支援学校の教職員による教育の調査研究、教員の職能向上を目指す団体です
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■ 会長挨拶

 北安曇教育会は、本年度明治19年の発足以来137年目を迎えます。会員相互に協力して教育精神を高揚し、教育の充実と発展を図ることを目的に、研究・調査、研修、実践を通し、自らの職能向上と地域住民との連携による教育力向上に努めています。

 グローバル化や科学技術の飛躍的な進歩によってどんな社会になるか予測が困難と言われる社会に生きることになる子どもたちには、今生涯学び続けることができる力が求められていますが、私たち自身も常に学び続けていかなければなりません。

 社会がどれだけ変化しようと、私たちの使命が変わることはありませんが、だからこそ変化する社会の中で、私たちも学び続けながら変わっていかなければならないものがあるはずです。学び続けることで教職員としての力量を高めていくことは、教職員としてのやりがいや充実感、喜びにもつながるはずです。

 様々な状況の中に身を置きながら学び続けることは易しいことではありませんが、仲間がいればできることも広がります。教育会は、学び続ける者同士、互いに支え合い、磨き合う仲間の会です。仲間と一緒に学ぶための、研究会や研究調査委員会があります。一人でテーマをもって学び続けたい人のためには、研究助成の制度もあります。新たな学びのきっかけをつくったり、教師としての人間を磨いたりできる講義や講演もあります。様々な形で学び続ける教職員を支えていきます。

 5月20日には、第210回北安曇教育会総集会が大町西小学校を会場に開催され、講演会や会員意見発表から共に学び合うことができました。講演会では、好評だった昨年に引き続き、横浜創英中学校高等学校長工藤勇一先生に、「トラブルを自律の学びに変える基礎知識〜対話のスキルとネットワーク〜」と題してご講演をいただきました。子どもたちの自律を第一に考えたトラブルへの対応など、工藤先生の豊富な経験による具体例を交えたお話に、参会者全員が時間の経つのを忘れて学ばせていただきました。

 また、106回目を迎える信濃木崎夏期大学は、今年も8月1日より6日間の日程で開講します。学校という垣根を取り払い、生涯学び続ける者同士、地域の皆様と共に木崎湖畔信濃公堂に集い学び合います。木崎夏期大学は、都会から離れた地方でも最先端の学問を学べる場をつくりたいという通俗大学の願いを、大正6年に開講して以来百年以上経った今も変わらず貫くことができている、北安曇教育の誇りです。今年も東京にある信濃通俗大学会の理事の皆様をはじめ多くの皆様のご支援ご協力をいただき、各分野を代表する一流の先生方に講師をお願いすることができました。教職員としての専門性や教養を高める場だけでなく、地域の生涯学習の振興、文化の向上にも寄与して参ります。教職員はもちろん多くの地域の皆様のご来堂をお待ちしております。

 3年以上にわたって続いてきた新型コロナウイルスへの対応は、5月に5類の扱いに移行されることになり、ようやくアフターコロナが見えてきました。本年度はいっそうの事業の充実に努めて参ります。


         令和5年6月   一般社団法人北安曇教育会  会長  中原  敏



 ■ 教育会の概要

 ■ 会長挨拶

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 ■ 年間計画
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 ■ 北安曇教育会館